山椒の栄養と健康効果

山椒の注目成分

 

山椒の辛味成分は「サンショール」と「サンショウアミド」、香り成分は「ジペンテン」、「フェランドレン」です。特に「サンショオール」は、内臓器官の働きを促進するので、消化不良改善、食欲不振改善などの効能があります。更には、新陳代謝を活発にて、発汗を促進する作用も持っているとされています。

 

山椒の中でも青山椒に「サンショオール」が最も多く含まれています。ただし「サンショオール」麻酔のような作用もあるので、青山椒をそのまま舐めると舌が痺れたりするので注意してください。

 

山椒は入浴剤としても使えます。効果としては、神経痛、リウマチ、痛風、肩こり、冷え性などの症状緩和ができるといわれています山椒を煎じてその汁でうがいをすると、歯痛にも効果があるそうです。

 

そして、胃の機能を高め、丈夫にして、腸の働きも整える効果があります。それは「サンショオール」が大脳を刺激するからで、そのため内臓器官の働きを活発にするのです。特に消化不良、消化不良による胸苦しさなどには効果が高いとされています。

 

そして痛みを軽減する効果ですが、これは鎮痛作用ということで、打撲、打ち身、捻挫、むち打ち症などの緩和に効果があるとされています。実際には他の生薬と併せて使用されることが多いようです。